香川県といえばさぬきうどん。さぬきうどんといえばダシ。ダシといえばいりこ。いりこといえば伊吹島。
というわけで伊吹島にやってきました。
香川県の観音寺港から船で25分。伊吹島は美味しい出汁の原料となるいりこ(煮干し)の産地として知られる島です。魚が多い=猫も多いです。

瀬戸内国際芸術祭の会場にもなりましたが、直島、豊島、小豆島などと比べると圧倒的に旅行者も少なめで静かです。
今回はついでに観音寺にあるかの有名な(!)砂絵も見てきちゃいます。
- 電車
- 高松から快速サンポートかJR予讃線の各駅停車に乗り観音寺下車。約1時間半。
- バス
- 駅前からのりあいバスに乗って観音寺港下車。歩くと30分ほどの距離です。
観音寺港

まずはここから船に乗ります。船旅を楽しむためのフェリーというよりかは市民の足といった感じの船です。
デッキには貨物も積んでいるようでした。たぶん島に住んでいてもアマゾンとかで買い物できます。
- フェリー
- ニューいぶきⅡに乗船して伊吹島へ。
伊吹島真浦港

25分ほどで伊吹島に到着。瀬戸内の島らしくこの島も港から内陸へは坂道が続いています。島巡りをするとほんとに足腰が鍛えられます。
私が訪れたのは瀬戸内国際芸術祭2019の期間中でしたが、みんな船を降りると一目散に道を駆け登っていきました。
私も訳もわからずどうにかついて行きましたが、おかげで売り切れる前に無事お弁当をゲット。

そしてもちろん匂いにつられて猫がやってきます。
- 徒歩
- 港から坂道を登って約15分。
伊吹島民俗資料館

島内にはトイレの家やイリコ庵など瀬戸内国際芸術祭の作品がいくつか残されています。
トイレの便器を芸術作品だと主張したあのマルセル・デュシャンでさえ、実際に用を足すことができるトイレの作品をみたらきっと驚くのではないでしょうか。
トイレはさておき、島の坂道をずっと登っていくと伊吹島民俗資料館があります。
何かレアな展示品があるわけでもないのですが、歴史とか好きな私は結構こういう場所が好きです。
- 徒歩
- 坂道を下ってもう一度港へ。
- フェリー
- 真浦港から乗船して観音寺港に戻ります。
- 徒歩
- 港から内陸の方向へ歩きます。途中で橋を渡って琴弾公園に入り、遊歩道を歩いて(また登りです)銭形展望台へ。徒歩約20〜30分。
銭形砂絵

さて、島から戻ってきました。観音寺を訪れたついでに琴弾公園に行っちゃいました。
高台に続くくねくね道をちょっと歩くと展望台があり、寛永通宝と書かれた有名な銭形砂絵が一望できます。
これがもし100円硬貨とかだったらちょっとありがたみがないところですが、寛永通宝なんで価値が違いますな。
- 徒歩
- 展望台から道を下って琴弾公園のすぐ隣にあります。徒歩数分。
世界のコイン館

少し港方面に戻ったところに世界のコイン館というこれまた知る人ぞ知る的なスポットがあります。
入口を入ると特産品などの売り場があり、奥がコインのコーナーになっていました。その名の通り世界中のコインが陳列されたミニ博物館です。
説明文は子ども向けなので「カネに興味がある……」というおませな子どもには向いてそうです。

観音寺は香川県では割とマイナーな場所ではありますが、たっぷり海も眺めて気分転換になった1日でした。
- 徒歩
- 歩いて観音寺駅まで戻ります。
- または
- バス
- 元町広場停留所からバスで駅に戻ります。
- 電車
- 観音寺から電車で高松へ。特急しおかぜで松山方面へ出ることもできます。松山まで約1時間50分。