不要不急の外出はNG、パーティーもダメ、今日もステイホーム。自由に旅行ができないなら、せめて次の旅行に備えて旅支度というのもありかも。
ようやく少し感染者が減ってきたようですが、新型コロナウイルスの終息にはまだまだ時間がかかりそうです。
平日は1日中マスクつけっぱなしで、週末になってもなかなか自由に出歩けません。いつになったらこの閉塞的なムードから解放されるのかと暗い気持ちになります。
それでも毎日希望を持って生きていくためには、なにか楽しいことがないとやってられません。
地図をひろげる

春先の旅行は泣く泣くキャンセルし、華々しくインドア生活がスタートしました。
週末になってもやることがないので、本を読んだり、映画や動画を観たり、ゲームなんかをして過ごすわけですが、カラッと晴れ渡った空を窓からみると悔しい気持ちになります。
こんな天気のいい日に外に出ないなんてもったいない! しかし、外出したところで行くあてもありません。
そこでいつ実際に行けるかわからないにせよ、次の旅行先を色々吟味してみようと思い立ち、オンライン書店で昭文社の『旅地図日本』を注文。
前から気になっていた本ですが、日本中の観光名所が網羅されており、かなりのボリュームです。離島に関しても別にページが割かれていて詳しく紹介されていました。
旅行に行けないから本を買ったのに、読んでいるとよけいに旅がしたくなりました。
道具をそろえる

緊急事態宣言が解除され、少しばかり外出してもいいような雰囲気が漂いはじめました。
最近ランニングをはじめたのにスニーカーしかなかったので運動靴がほしい。どうせなら山のぼりとかもできるやつがいい。
というわけで近くのモンベルへ駆けこみます。(もちろんマスクとかコロナ対策は万全で!)
そんなわたしを店先でマスコットキャラクターのクマが出迎えてくれます。クマってこんな優しい目をしていたんだ。
モンベルは普段着から本格的な登山用品まで幅広くそろっており、国内のメーカーなので品質も安心できます。同じくアウトドアブランドのパタゴニアも好きですが、モンベルの方が手頃なイメージです。
サイズをチェックしてトレイルラン用のシューズを購入。ついでに店頭の「自由にお取りください」のラックから登山マップをいただいてきました。
身体をきたえ、近場で山のぼり
巷ではGoToトラベルキャンペーンとかもはじまり、だいぶ以前の日常がもどってきました。
でもこの状態で本当に旅行してもいいものかさっぱりわかりません。旅行先で嫌がられるかもしれないし、こちらも迷惑をかけるかもしれない。それは避けたい。
しばらくはランニングでがまんです。ふだん走っている公園は広さもあり、適度なアップダウンもあるのでいい運動です。ただずっと景色が変わらないのでさすがにあきてきます。
そんなわけである週末、恐るおそる近所の山へ登山に行くことにしました。(もちろん今回も対策はカンペキで!)

今回登るのは1000メートル級の山ですが、それでもまともに山に登るのは5年ぶりくらいです。30分も登っていると呼吸がきつくなり、足が重くなってきました。
座って休んでいると「若いからそんなにきつくないやろ?」と健康そうな老人が笑いながら追い抜いていきました。
それでもどうにか頂上に到達。眼下に広がる市街地を眺めながら、水を一口飲み、さわやかな風に吹かれると生き返った心地がしました。

これ、この感じだ。まだまだいける!
どこからともなく湧いてくる謎の自信に満ち溢れ、イノシシのように脇目も振らず、わたしは山を駆け下りたのでありました。