瀬戸内海の岡山寄りにある直島は、まさに現代アートの秘境。世界中の旅行者を魅了してやまない場所です。
直島には美術館だけでなく屋外にもアート作品が展示されていますが、かの有名な草間彌生の作品のカラフルなかぼちゃもそのひとつ。
草間彌生を知らなくてもたぶん鮮やかなドットの絵はどっかで見たことがあるのではないでしょうか。

今回は直島でかぼちゃ狩りの旅です。(といっても作品は眺めるだけですが!)
- フェリー・高速船
- 高松のサンポート高松からはフェリーで1時間、高速船でその半分の30分。岡山の宇野港からはフェリーか旅客船で20分ほど。本数も割と多いので便利です。
宮浦港

朝の光でキラキラ輝く海を横目に見ながら上陸。朝イチの船で来たので眠いですが、やっぱり船旅はワクワク感がひと味違います。
フェリーターミナルをウロウロしているとさっそく赤かぼちゃを発見!
たいてい周囲に人だかりができていますが、朝は人も少なくて写真も撮りやすいです。
ここから地中美術館方面へはバスが出ていますが、歩けない距離でもないので今回は歩きます。
ちょっと歩くとイイ感じのブランコがありました。ブランコで遊ぶのなんて10年ぶりくらいで、こぎ方もほとんど忘れかけてました。

- 徒歩
- 宮浦港から約30分。まあまあアップダウンがありますが、潮風を感じながら歩くのは気持ちいいです。
- または
- バス
- 町営バスで終点のつつじ荘まで行き、そこからベネッセアートサイト直島場内シャトルバスに乗り換えて行くこともできます。
地中美術館

かぼちゃとともに今回の旅の目的のひとつ、地中美術館に到着。
この美術館は3人の芸術家の作品のみを展示しており、海外にも紹介され世界的に有名なので完全予約制です。
ご丁寧にグーグルマップにも予約制と書いてあります。
地中美術館についてはこちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧くださいね!
- 徒歩
- 歩いて約15分。
ベネッセハウス・ミュージアム
そして次なる目的地へ。ベネッセハウス・ミュージアムは明るくて開放的な美術館でした。
デイヴィッド・ホックニーやロバート・ラウシェンバーグなど著名作家の作品も多数みられます。地中美術館よりはややマニア向けかもしれません。
直島はあちこちに現代美術があり、一つひとつ見ていくと目がドライアイになりそうです。

そしてそして、ベネッセハウスの前の道を海沿いに歩いていくと、今度は草間彌生の黄かぼちゃを発見。……めっちゃ人並んでるやん。

- 徒歩
- ベネッセハウスから黄かぼちゃまで歩いて約15分。そこからバス停のあるつつじ荘まで徒歩数分。
- バス
- つつじ荘から町営バスに乗り、本村港下車。
家プロジェクト
直島には壁に杉板を張った古い家が多くとてもアジがあります。いつかこんな家に住んでみたいと思うのは私だけでしょうか。
そんな古風な家屋を芸術空間に変貌させているのがこの家プロジェクト。
私が行った角屋は真っ暗な水面に数字が点滅している作品で、人々の人生の時間が目の前に表されているかのようでした。なんとも神妙な気持ちになりました。
今回は時間も限られており、李禹煥美術館、ANDO MUSEUMは泣く泣くパス。直島は見るとこ多すぎます。
現代アートは難しいとか、本当にこれが芸術なの? とか色々言われますが、個人的には自分で好きなように解釈しながら楽しめばいいのではないかと思います。
たぶん唯一の答えなんてないんです。
そんなことを考えながら私は宮浦港に戻り、夕日をバックに赤さを増した赤かぼちゃに別れを告げ、帰りのフェリーに乗船したのでした。

- バス
- 本村港からも宇野行きの船が出ています。高松に戻るのであれば本村港周辺から町営バスに乗り、宮浦港へ。
- フェリー・高速船
- 高松行き、宇野行きに乗船。Bye bye!