日本の2大都市、東京と大阪。旅行に行くならどっちがおすすめかを徹底解説します。
一方の東京は世界有数のメガシティで、日本のカルチャーの中心地です。2020年にはオリンピックも開催されますね。
他方、大阪も負けていません。2025年には大阪万博が計画されています。
どちらにも10年近く住んだ筆者が、テーマごとにどっちが旅行先としておすすめか考えてみました。
グルメは大阪の勝ち

大阪といえばたこ焼きやお好み焼きなど、「粉もん」がソウルフードとされていますが、ご飯がメインの和食も普通に美味しいです。
どん兵衛の味つけが関東と関西で違うのは有名な話ですが、関西は関東よりもダシが薄味とされています。
そのためか、個人的には関西の方が素材の味がより活かされているように感じます。
東日本よりも温暖な気候が影響しているのか、それとも長い歴史ゆえなのか、食材のバラエティも豊富です。
周辺観光地の多さも大阪の勝ち

ちょっと足を伸ばせば日帰りで行ける観光地が多いのも大阪の強み。
奈良、京都、兵庫県の姫路城、そして和歌山の高野山といった世界遺産に加え、異国情緒漂う神戸も定番です。
むしろ大阪の方が観光スポットが少ないんじゃないの? と思うくらいですが、大阪に滞在していればこれらの場所へもアクセスが容易です。
アートやカルチャー関係は東京の勝ち

Photograph: Photo AC
大阪にも国立国際美術館などアートを鑑賞できる場所は数多くありますが、東京の方がより多いです。
例えば、西洋美術なら国立西洋美術館は必見ですし、ジブリアニメのファンなら三鷹の森ジブリ美術館は1度は訪れたい場所です。
また、本や音楽が好きなら古本屋や楽器屋がひしめく御茶ノ水〜神保町界隈は見逃せません。私もかつてはよく暇をみつけては神保町に通いました。
東京はまさに日本のカルチャーの中心地といえるでしょう。
スポーツ観戦はオリンピックがアツい東京の勝ち

Photograph: Photo AC
2020年の東京オリンピックに向け、東京のスポーツ熱は日々高まっています。2019年12月には新国立競技場も完成しました。
野球では読売ジャイアンツと阪神タイガースで人気を二分していますが、五輪を目前にした今は東京に軍配が上がりそうです。
都内には日本武道館や両国国技館があり、武道や相撲といった伝統競技も観戦できます。
旅行の楽しさはどっちも勝ち

大阪に住んでいる人からすると、東京は冷たい人が多いという意見もあります。
しかし、両方に住んだことのある私からすると、それは誤解だと思います。どちらにも色々な人がいます。
私が東京にいた頃、小さなクリニックの前で雨宿りをしていたら、そこのドクターらしき人が傘をくれたこともありました。
東京にも大阪にもそれぞれの良いところがあり、そこにしかない街や自然があり、かけがえのない体験が旅行者を待っているはずです。